みなさん、こんにちは。
今回は英検1級2次試験対策の勉強法について書きたいと思います。
私は、2023年11月の試験で英検1級に1発合格することができました。
スピーチの対策期間も合格発表後の3週間なので、参考にできるところもあると思うので、ぜひ読んでみてください。
指標として、私の2次試験の結果を書いておきます。
・Short speech 8/10
・Interaction 9/10
・Grammer and Vocabulary 7/10
・Pronunciation 7/10
自分が話せそうな話題を10~15個程度選ぶ
まず、自分が話せそうなトピックを10~15個ほど選びましょう。
トピックは旺文社が出している英検1級の過去問の2次試験の問題や、ジャパンタイムズ出版の「英検1級英作文完全制覇」から選ぶのがよいと思います。
私もこの2冊のみ使用しました。
ちなみに私が選んだトピックは、ジェンダー論、移民政策、貧困、オリンピックなどのスポーツの地域貢献、言論の自由、都市化のメリット、子どものスマホの使用、スマホ、インターネットの影響、教育、社会の不平等、水問題、再生可能エネルギー、核兵器の使用、戦争、飢餓、少子高齢化などです。
もちろん、自分が話せそうな話題を中心に選ぶのですが、回によっては広範囲で高難度のトピックが出る可能性があるので、少し難しめのトピックも選んでおくと良いと思います。
トピックごとに意見を出す
スピーチ出来そうなトピックを選んだら、それぞれのトピックに対して賛成か反対かを決めて、それに対する意見や具体例を箇条書きであげていき、使える理由集みたいなものを作っていきます。最初は日本語でもOKです。
例えばスマホの使用は社会によい影響を与えるかという問いを選んだとしましょう。
メモ
I agree
・We are able to communicate with people through the Internet.(理由1)
For example, Useing social net working services such as Instagram, X enables us to interact with people around the world.(例1)
In addition, even if people are not good at making friends in a real world, they are able to make new friends throuth the Internet.(例2)
内容を見てみると、最初に賛成ですと自分の意見を書いて、理由を1つあげています。その後に具体例を2つあげて、理由の強化を図ります。
その時にインターネットという若干、抽象的な言葉を、インスタグラムやXという固有名詞を用いて具体化しています。
この重要性は後で書きたいと思います。
次に二つ目の理由を箇条書きで書きます。
Using a smartphone can have a positive impact on education.(理由2)
For example, a lot of children can study everywhere by useing a smartphone.(例1)
Online apps such as study sapri give students oppotunities to study everywhere.(具体化)
By useing this app, they can take a variey of classes at a low cost.(具体化)
2つ目の理由としてあげたのは、スマホによって、教育に良い影響を与えるというものです。
そして具体例として、スマホを使えば、生徒はどこでも勉強することができるとしています。
そして、その中でもスタディサプリ(低価格のオンライン予備校サービスの1つ)という固有名詞を出して、そのアプリがどこでも勉強できる機会を与えることや、低価格で多様な授業を受けることができるということを伝えています。
このような方法で、それぞれのトピックに対して、理由と具体例を箇条書きで書いていきましょう。
この方法のメリットは、トピックが変わっても対応できる可能性が高まるというところです。
例えば、貧困問題は深刻な問題であるかというトピックに対して、深刻ではない、なぜなら、今は、質のよい授業ををオンラインで受けることができるので、たとえお金の高い学校に行けなくても、学んでいくことができるというような感じです。
その質のよい授業の具体例としてスタディサプリを出すことも可能になります。
このアイディアを出す作業はとても大変ではあります。
ただ、意識しておいてほしいことが、英検はあくまで英語の試験であって、その内容が専門的であるかはあまり重要ではないので、無理に専門的な内容を言う必要はないということです。
先ほどの英文は、実際に私が2次試験のスピーチで一部使ったものですが、何1つ難しい単語や構文、専門的な用語を使っていません。
もちろん、質問に対してYesとNoを逆にして自分の意見を答えてしまったりすると、それはアウトです。
ただ、自分の意見を肯定する具体例として、それが架空のものを述べたとしても、それはよいということです。
なので、アイディアは自分の主張をサポートするものとして、とんちんかんな内容でなければ大丈夫ですし、子どもが思いつくレベルの理由でも全然よいので、簡単なものを用意しておきましょう。
論理的に話す英語の型を学ぶべき
ここでお伝えしたいのが、論理的な構成にするトレーニングをする必要があるということです。
先ほど、アイディアを出す練習をするところで、抽象的なことから具体的なことを述べる重要性に触れました。
そうです、英語というのは、要素の1つとして、抽象から具体という流れで論理展開をしていくのです。
他にも私は、~enable 人 to do、have an impact on といった表現を使っています。
これは名詞構文を使うことができる表現で、比較的長い英文を作ることができ、知的な表現になります。
これは英検1級の自由英作文においても使える技術になります。
こうした方法を知らないと、英検1級のスピーチを丸暗記して、当日全く応用が利かなくなってしまいます。
そうした意味で、英語を論理的に書く、話すにはどうすればよいのかというのを学ぶべきなんです。
そこでオススメな本が、鈴木健士著「大学入試 基本の型がしっかり身につく自由英作文の合格講座」です。
この本は自由英作文用の本なのですが、スピーチは論理的に話すことに変わるだけなので、ライティングで論理的に書く技術をそのまま活かすことができます。
この本に先ほど紹介した、抽象から具体の流れや名詞構文の使用が書いてあるので、ぜひ読んでみてほしいです。
私も英検1級の合格ができたのはこの本があったからです。
この本で英語の論理展開について学んでいたため、英検1級の英作文はほとんど対策なし、英検1級のスピーチでは同じような論理展開をして合格できました。
特に私は、ライティングとスピーキングの題材の丸暗記なんて全くできなかったので、本当にこの本でトレーニングを積んでよかったです。
オンライン英会話を使い、実践練習
ある程度、まとまったアイディア集が作れたら、オンライン英会話で実践形式の練習をしましょう。
私が使ったのは、ネイティブキャンプです。
ネイティブキャンプのよいところは、やりたいと思った時にできますし、25分の授業から15分など、授業時間を変更することができるところだと感じています。
さて、どのように受けるかというと、
まず先生に、これからこういうトピックで2分間スピーチをします。
その後に、私の意見に対して何個か質問してください。(本番の質疑応答を想定)
とお願いします。
自分で2分間タイマーをセットし、スピーチをし、終わったら先生に質問してもらいましょう。
その後に、先生はこの意見に対してどう思うかというのも聞いてみたり、さらにディスカッションをするのもよいと思います。
新しい意見を発見でき、実践力を高めることができると思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
英検1級、絶対に合格しましょう!
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